| | 親戚にお祝い事があり、お金を包みたいと思うのですが、古いお札でも構わないのでしょうか?また、お祝いとお悔やみとでは、お札を使い分けることが常識だと聞きました。これまで意識したことはありませんでしたが、どうしてでしょうか。 | | | お祝い事には新札を準備しましょう。これには、「新たな気持ちで」とか「新鮮さ」を表すというような意味があるようです。逆に、ご不幸の場合は古い紙幣(つまり、日常的に使用されていた紙幣)を使います。これは、突然のことで、ご不幸を事前に知ることができなかったため、とりあえず用意した、という「思いやり」の心が込められています。なお、新札しか手元にない場合は、角を折り曲げて折り目をつけてから使うこともできます。
ご祝儀にいくら包むか、というのは個別のケースで一概にはいえませんが、日本では、一般的に奇数(1万円、3万円、5万円など)がよく使われてきました。これは一説によると、陰陽道の影響だとされています。なお、結婚のお祝い金の場合、偶数は「2つに割り切れる」ことからタブーだとされ、奇数にすることが常識です。しかし2万円が適当だと判断される場合もあるでしょうから、その場合は、1万円札1枚と5千円札2枚の「3枚」にして包む、という方法もあるようです。 | |
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