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 おくりもの専門学園
 


 
  
  親戚の子供が小学校に入学します。お祝いの封筒には、子供の名前を書けばいいのでしょうか?このケースだけではなく、結婚式やお葬式などで、「金子包み」(現金を入れた封筒を紙で包んだもの)を使うことは多いのですが、表書きの方法がよくわかりません。慶事と弔事では書き方が違うということも聞きました。失礼にならない表書きのマナーを教えてください。
    
  入学祝いなどの慶事の表書きは、上の部分に「お祝」と書き、下の部分に贈る方の名前をフルネームで書きます。親戚のお子さんの慶事の場合でお子さんの名前を書く時には、「お祝」とだけ書くのではなく、「○○ちゃんおめでとう」とか「○○ちゃんの入学祝」などと親しみをこめて具体的に書いてもいいでしょう。
「金子【きんす】包み」という言葉をご存じだとは驚きました。一般的には祝儀袋、香典袋といわれているもので、今はコンビニにも置いてあります。何でも、今のような金封様式が完成したのは、鎌倉・室町時代だそうです。その頃の礼法で定められた金品の包み方の作法が「金子包み」の原型だとされています。
私たちの生活の中で、結婚式やお葬式だけではなく、冠婚葬祭にあらゆる場面で金封を使うことは多いのですが、その作法は複雑です。そこで、上書きの基本だけをおさえておきましょう。
まず、慶事、弔事、病気お見舞いなどでは、上包みに表書きします。なお、慶事の場合は基本的に紅白か金銀夫婦結びの水引、弔事は黒白、黄白双銀結び切りの水引、見舞いの場合は水引なしの白無地封筒を使います。
最近では市販の略式袋を使うことがほとんどです。その場合、用途別に「御祝」や「御香典」などが印刷されていますので、基本はフルネームで名前を書くということだけです。
中包みも、市販品には金額や住所を書くよう位置が印刷されていますので、問題は少ないと思います。
なお、金額は「漢数字」で書くことが基本です。たとえば、1万円なら「壱萬円」、2万円なら「弐萬円」、3万円なら「参萬円」と書きます。理由は諸説ありますが、「一、二、」などを使うと、後から線を足して改ざんされるおそれがあるからではないか、という説があります。
中包みに紙幣を入れる時には、お札の表側が中包みの裏側になるように入れることが基本です。
 


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